日本においては、2010年代にナトリウムイオン電池(SIB)の研究開発が進展して、多くの論文や特許、本の出版も行ってきました。しかし、エネルギー密度が、LFP系リチウムイオン電池(LIB)よりも低いため、実用化まで進展することはありませんでした。しかし、4年前から中国政府が希少金属を用いない電池としてSIBに政策的な支援を開始して以来、実用化を目指した開発と工場建設が一挙に進み、電池サプライチェーンは300社以上に急拡大しています。
このSIB電池は、希少資源を使用しないので、LIBに比べて40%程度の低コスト化が可能です。また、低温(ー40℃~)での急速充放電特性にも優れており、各種安全性試験でも発火しにくいことや、サイクル寿命に優れることなどから、鉛電池代替用として、また、大規模定置用や寒冷地EV用、大型産業機器用としても、電池利用分野を大きく拡大しつつあります。
STL JAPANでは、ナトリウムイオン電池の普及促進を図るため、りんくうタウンの研究開発センターを、毎月2日間開放して、電池技術研修コースを開講することにしました。これまで電池分野で長い経験のあるOBの方々の協力を得て、2日間で、SIB電池技術の基礎が学べるプログラムを作成しました。
STL JAPAN株式会社
CTO 境 哲男

テーマ:第1回 ナトリウムイオン電池の短期技術研修コース(三元系正極とハードカーボン負極)
日 時:4月27日~28日 1泊2日コース
定 員:6名
研修費:10万円 (昼食付・宿泊費別)
スケジュール:
1日目:13時 集合
①SIBの基礎講義
②負極の作製(スラリー作製、卓上での塗工、乾燥、プレス、金型での打ち抜き)
③正極の作製(スラリー作製、卓上での塗工、乾燥、プレス、金型での打ち抜き)
夕方 交流会
2日目:9時集合
④正負極のNa金属に対するハーフセルの作製
⑤正極とセパレータ、負極を積層しての小型電池の作製
⑥電池評価方法(充放電試験、インピーダンス測定)
⑦全体のまとめと質疑応答
17時 解散
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